やまなし


やまなし (日本の童話名作選)

やまなし (日本の童話名作選)


いろんな説がある『やまなし』ですが、
私の説は、カニの子どもの視点で見た食物連鎖


川の底に沢ガニの親子が住んでいる。
クラムボンは、ミジンコとか、エビの幼生だとかの微生物。


春に生まれた微生物が、水の中をピョコピョコうれしそうに跳ね回っていると、
魚が来て、その微生物を食べる。
そして、その魚は、空からねらっていた鳥に食べられる。


それを川底から見ていた子ガニは、恐怖を感じる。
同時に、なんで殺される?と疑問ももつ。


父親ガニは大丈夫だよと子ガニを安心させる。
楽しい場所へ連れて行ったり、
川から流れてきた、やまなしを食べさせたり。


家族の物語でもあるんだな。