やまなし
- 作者: 宮沢賢治,遠山繁年
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1987/11/01
- メディア: 大型本
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いろんな説がある『やまなし』ですが、
私の説は、カニの子どもの視点で見た食物連鎖。
川の底に沢ガニの親子が住んでいる。
クラムボンは、ミジンコとか、エビの幼生だとかの微生物。
春に生まれた微生物が、水の中をピョコピョコうれしそうに跳ね回っていると、
魚が来て、その微生物を食べる。
そして、その魚は、空からねらっていた鳥に食べられる。
それを川底から見ていた子ガニは、恐怖を感じる。
同時に、なんで殺される?と疑問ももつ。
父親ガニは大丈夫だよと子ガニを安心させる。
楽しい場所へ連れて行ったり、
川から流れてきた、やまなしを食べさせたり。
家族の物語でもあるんだな。