今日の早川さん


今日の早川さん

今日の早川さん


読みました〜。面白いね〜。
本好きも、ほどほどにしてよ。(^^ゞ


いろんな文庫の特徴がそれぞれのキャラクターに出てる。
SF(ハヤカワ)と、ホラーと、純文学(岩波)と、ライトノベル(富士見)と、かん子さん。


帆掛さんって、そういう文庫あるんだろうか。私は知らない。
かん子さんって、あの、かん子さんなんだろうか。


数々の謎をはらみつつ、楽しく読みました。
いろんな解説も面白い。


中学・高校生くらいから楽しめる?
ホラーとか、BLとか、レズとかが香りますけれど。


ええと、岩波さんが結婚して、
子どもができたとすると、岩波子どもの本。
成長して、小学生くらいになると、岩波少年文庫。ピンクカバー。
そのお友達、青い鳥文庫。これは女の子かな。
福音館文庫フォア文庫偕成社、ポプラだっけ。


で、中学で岩波少年文庫の、緑カバー。


って、感じかなあ。

[読み物]ウルフ・スタルク


兄弟関係の絵本で、思い出したので、紹介。ウルフ・スタルク。


ちいさくなったパパ (世界の絵本コレクション)

ちいさくなったパパ (世界の絵本コレクション)

これ、絵本。パパが子供になっちゃった。父親と息子って、こんな感じだと面白い。


シロクマたちのダンス

シロクマたちのダンス

離婚して、ママに引き取られた男の子。だけれど、やっぱり、パパが大好き。


ぼくたち、ロンリーハート・クラブ (おはなしプレゼント)

ぼくたち、ロンリーハート・クラブ (おはなしプレゼント)

子供たちが集まって、恋のキューピット。


おばかさんに乾杯! (Y.A.Books)

おばかさんに乾杯! (Y.A.Books)

男の子っぽい女の子、離婚、パワフルな母親。恋。


二回目のキス (ショート・ストーリーズ)

二回目のキス (ショート・ストーリーズ)

キスって、ある程度成長していないと、全然楽しくない。笑。



私が読んだのは、これくらい。
ウルフ・スタルクの世界は、飄々としてて、面白い。
子供心が分かってる作家。悪ガキだね。男の子が生き生きしてる。
主題としては、「家族」「子供」だね。

わたしのおうち


わたしのおうち (あかね創作えほん 8)

わたしのおうち (あかね創作えほん 8)

ダンボールのおうちをお姉ちゃんがつくるわけ。お姉ちゃん好みの「おうち」。
弟がテープ貼ったり、マジックで書いたり、邪魔するから、ぶったら泣き出して、お姉ちゃんは野原に逃げる。おうちを持って。で、野原でおうちごっこの想像が広がる。あとで、弟も来て、一緒に遊ぶ。楽しそう。
山脇百合子の絵って、イイ。子供心がある。


類型の本で、いとうひろしの『ごきげんなすてご』を思い出した。
あれも、お姉ちゃんが弟が生まれたのが面白くなくて、ダンボール箱と家出する。

ごきげんなすてご (BOOKS FOR CHILDREN)

ごきげんなすてご (BOOKS FOR CHILDREN)

やっかいなおくりもの―ごきげんなすてご〈2〉 (BOOKS FOR CHILDREN)

やっかいなおくりもの―ごきげんなすてご〈2〉 (BOOKS FOR CHILDREN)

ふたりでまいご

ふたりでまいご

こちらは楽天ごきげんセットも発見。
いとうひろしのごきげんセット 全4巻

いとうひろしのごきげんセット 全4巻


ゾロトウの『ねえさんといもうと』も類型かな。

ねえさんといもうと (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

ねえさんといもうと (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)


『にいさんといもうと』もあるらしい。男女が変わると状況も変わるだろうな。

にいさんといもうと (岩波の子どもの本)

にいさんといもうと (岩波の子どもの本)


兄さんと弟だと、ウルフ・スタルクが思い当たる。

おにいちゃんは世界一

おにいちゃんは世界一

兄さんにだまされ、木にぐるぐる巻きにされ、置いていかれても、それは遊んでくれたんだと思う弟。(T_T)


兄弟間の心の動きって、微妙で複雑なんだよねえ。

[絵本]ルース・エインズワース


幼い子スズメが冒険する話。いろんな動物のまねをするけれど、どれもうまくいかない。最後に母スズメを発見する。自分が属するところ、立ち位置を探す話。類型として、いろんな本が浮かぶ。『こねこのぴっち』ぴっちは自分の家族を発見する。『ぐるんぱのようちえん』ぐるんぱは自分の仕事を発見する。『おばけのバーバパパバーバパパだと、自分の家と家族。


『こすずめのぼうけん』は、幼稚園、小学校低学年くらいが旬かなあと思う。
最後の心温まる感が、オススメ。


黒ねこのおきゃくさま (世界傑作童話シリーズ)

黒ねこのおきゃくさま (世界傑作童話シリーズ)

黒猫の絵が気に入って。話も。貧乏なおじいさんが、入り込んできた黒猫に、優しくする話。御伽噺的。


ルース・エインズワースって、いろんな話書いてるのね。岩波少年文庫にも入ってる。知らなかった。読みたいっす。

隠者の夕暮・シュタンツだより


隠者の夕暮・シュタンツだより (岩波文庫)

隠者の夕暮・シュタンツだより (岩波文庫)


教育学の基本。ペスタロッチなんですが。読んでなかった。
私、教育学部だったのに。どういうことかしら。(^_^;)


で、思い立って、本を購入。ところが。
岩波文庫で当たれば、ペスタロッチの著作が揃うだろうと思っていたんだけれど、
あったのは、『隠者の夕暮・シュタンツだより』のみ。


あれれ?ゲルトルートとか、白鳥の歌とか、エイジ殺し、・・・。
なんかも読みたいんだけれどなあ。見つからない。変だなあ。


とにかく、購入した本を開いて『隠者の夕暮』を読む。
うわ、何この読みにくい文章は。とか思いながら。
ラクラしながらなんとか読み進める。


本文のあとに注釈が沢山ついている。そのあと、解説が。
注釈と解説を読んで、やっと、理解。


つまり、ペスタロッチが大学を出て、
理想を求めて、農場経営とか、貧民学校で挫折して、
考えたことを雑誌に投稿した記事を寄せ集めたのが、『隠者の夕暮れ』。
処女作。誤植も多い。
途中、他の人に編集されたりして、本人の意図とは違っていたりする

なんか抽象的な言葉や、修飾語が多くて、読みにくい。
う〜ん、でも意気込みはなんとなく伝わってくるか。
このあと、シュタンツの孤児院を経営するわけで。


『シュタンツだより』に読み進む。『隠者の夕暮れ』よりは、読みやすい。
これはシュタンツ孤児院が閉鎖されたあと、知人へあてた手紙の文章。
愛ですね。孤児への分け隔てない愛。人間を人間として認めること。

三五 わたしは子供に口で説明してやることはめったになかった。わたしは道徳も宗教も彼らに教えはしなかった。しかし呼吸が一々聞けるほど彼らが静かにしているとき、わたしは尋ねた。「お前たちは騒いでいるときよりこうしているときの方が賢くもなり立派にもなりはしないか」彼らがわたしの頸に縋りついて、わたしをお父さんと呼んだとき、わたしは尋ねた。「子供たちよ、お前たちは自分のお父さんに虚言(うそ)を言ってもいいか。わたしに接吻しておいて、陰でわたしをいじめるようなことをしても正しいか」話がシュタンツの界隈では貧乏で困っているということに触れたので、孤児院におる彼らが喜びもすれば、また幸福だと感じもしたとき、わたしは言った。「人間の心に慈悲深い心をお与えくださる神さまはご立派ではないか」
・・・

それは良いことか悪いことか、自分で考えなさいと、子どもを諭す父親。

五二 ・・・だがわたしにはこの天使のような眼は人生の高尚な楽しみだった。のみならずわたしは皺の寄った顔には我慢できなかったので、彼ら自身のために皺の寄った額をこすりのばしてやった。すると彼らは微笑んで、互いに皺を寄せることを憚った。

子どもが額にしわを寄せているのが嫌で、しわを伸ばしてやる。愛だ。



朝起きて、夜眠るまで、子どもの世話と教育。
父であり、母であり、看護士であり、教師であり、友人。
時には感染症も流行る。これは大変。


そして、周りの大人の無理解。
孤児院に子どもを預け、子どもが小ぎれいになると、連れ戻しにくる親。
なぜペスタロッチがこの事業をやっているのか理解できず、あざける大人。
はあ〜、切ないぜ。ペスタロッチ。


上流社会の、形式にこだわった窮屈な教育ではなくて、
貧しい人々にこそ、格差を乗り越えるのに教育が必要なわけで、
孤児院の子供たちに、教育の種をまこうとしたわけだ。


で、ペスタロッチがこの生活で得た経験で、新しい教育方法が生まれ、
暗誦的、教条的な教育ではない、新教育が生まれてくるわけですな。

おめでとう

前に、コメントもらったり、アンテナに入れてもらったりで、
時々、読みに行ってる(読み逃げだけど)ブログの、めぐりんさん。


めぐりんさんが、司書及び司書教諭課程を終了したようです。
あれって、結構きっついんですよね。がんばったねえ。


今日だけホメて!


(*^ー^)/゜・:*:・。おめでとう。・:*:・゜\(^ー^*)




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